飼い始めた当初は、

「ハリネズミは臆病だから針を立てて丸まる。」

「針を立てる=機嫌が悪い」

とまあ、なんでも針を立てればそっちに結びつくことしか
本に書かれていなかったので、
固定観念としてハリ飼いに染みついているのかもしれないが、

うむ。

ハリネズミと暮らしてみて、
もうちょっと細かく分類してあげてもいいんじゃないか?と
思うようになった。

ハリネズミの針は、一気に全身の針が立つのではなく、
頭上の針だけが立ったりすることがあることに気づく。

ハリ飼いが良く使う言葉、
「フシュ」
の時には、全身の針は立っていない。
立っているのは頭上辺りの針だけの時もある。

そしてこの針、「フシュ」音とともに立てらることも、
この音なしに立つこともある。

そして立て具合、立てる力具合、立てる勢い具合によって、
ハリネズミの心理が微妙に違う。


くぬぎは滅多に針を立てないが、楽しくホイールで
遊んでいたところ、私が突然部屋の電気を付けたため、
フリーズ。「…何なのよぉ…」の顔になっているが、
注目すべきはこの中途半端に立った頭上の針と
その針を立てるために筋肉を使ったので表情がゆがんだこと。
こうして「表情」ができる。(不機嫌と困惑)



大きいほうのどんぐりは不機嫌。
頭上の針を立てたので表情がモアイに。
マズル上にはしわも寄り、アングリーな感じに。

その点、こういったことが初めてだったくぬぎは
どんぐりほどしかめっ面をしていないことからあまり
針を立てようとはしておらず、針よりも耳をこちらにかたむけて
状況を理解しようとしている様子。



これは、どんぐりのミルワーム捕食直前の画像。
確かに頭上の針とそこから胴体にかけての針は立っているが、
MAX状態(針を完全に立てて丸まる完全防御の姿勢の時)
よりも中途半端な立ち方をしている。

耳は目標物に向き、頭上の針は立てても
視界をさえぎらない程度になっている。
これは不機嫌ではないと判断しても良いのではないか。
大好物を目の前に、もしかしたら何か反撃があるかもしれない、
でもいたぞ!食べるぞ!の顔。




…前出と比較して、
これは全くのリラックス状態のなでつけたような額の毛と針。

こんな風に写真を見ても彼らの針の立て方で、
もっといろんな気持ちがわかるのではないかな?

そして、現在フシュフシュばっかりですぐ丸まってしまう子の飼い主さん、

私達人間が、ハリネズミたちに

「怖がらなくていいんだよ、リラックスしていいんだよ」

と伝える手段があるとすれば、


…それは多分、立ってしまった針をリラックス状態に戻るように
寝かせるようになでてあげることではないかな?


今、そんな風に考えて、
どんぐりが針を立てた時、撫でてリラックスさせるようにしている。

そして、老人ホームなどで他に人に触ってもらう時は

「針並みに沿って撫でてください」

と言っている。

そうすれば、ハリネズミも、
「あ、針を立てなくていいんだ」「警戒しないでいいよって言われてるんだ」
と思うようになるはずなんだ。(仮定)


これは、犬のカーミングシグナルで、
尻尾を根元っから持ち上げて権威を主張する犬に用いる方法だけど、
持ち上がった尻尾を、穏やかな気持ちの時の尻尾の状態に
手で撫でながら下げてやると、穏やかな状態になるというアレの真似だけど

ハリネズミの尻尾はご存知、こんだけしかないので(笑)


たぶん、犬の尻尾と同じようにモノを言うのは、
ハリネズミ場合、針だぞ?という着目点で
観察していきたいと思う。






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